各自、elementary integrationを印刷し、
区切り記号にしたがって学習・発表していただきます。
質問等はメール (yamagami@math.nagoya-u.ac.jp)でお問い合わせください。
成績は、発表ごとに授業日誌への貢献度を判定し、規定回数発表した場合に限り、そのうちの一番良いものを最終成績とします。
授業日誌は毎週更新していきます。古いのが表示されるようでしたら、再読込みしてみて下さい。
Daniell の原論文が、ネットで公開されていました。
100年以上前に書かれたとは思えぬ現代的かつ明快なものです。
これとほぼ同時期に出版された
Caratheodory の本と読み比べてみると、
こちらも今に通用する書き方に驚かされます。
数と集合の話から始まり、p.160 の辺りで Cantor 関数がさり気なく触れられています。
有名な外測度は、p.238 に äußeres Maß として出てきます。
話は変わって、欧米の大学には、honors program とか honors course というのがあって、数学で言えば、実用的な数学に対して理論的なそれを指すようです。
ただしその内容は、場所と人により様々。
実例をお目にかけると、
Honors Calculusとか。
これの積分が関係する章を見ると、そのカバーする内容・程度はこの数学演習のテキストと似たり寄ったりであることが見て取れるでしょう。
ただし、扱っている積分がいわゆるリーマン積分に限定されていて、その不自由さが全体の有用度を縛っているように見えます。
もう一つ今となっては古い本ですが、Jost の Postmodern Analysis (2005) を挙げておきましょう。
これはいろいろな意味で Dieudonne の Foundations of Modern Analysis を意識したもので、
リーマン積分不要論と叙述スタイルを踏襲しつつも、過度の抽象化は避け、微分方程式方面への接続を目指していると言えるでしょうか。
ただ、ブルバキの欠点であった一変数と多変数の積分のつながりの悪さは、そのまま引きずっているように見えます。
それがため、初等積分とルベーグ積分の間のギャップもそのまま抱え込んでいるということでもあり、postmodern になりきれていない印象を与えます。
新しい honors program の積分のあり方の試みの案とでもいうべきテキストとの違いがわかるでしょうか。
初回は、少しずつ時間がオーバーして、最後の人にしわ寄せが。
次からは、時間をオーバーしないように塩梅してください。
(1-1)(山本拓也)、 (1-2)(大橋怜)、 (1-3)、 (1-4)(千葉多聞)。
(2-1)(重松颯汰)、 (2-2)(小牟礼至高)、 (2-3)、 (2-4)。
レジュメの提供がないのは次の人も困るので、発表後できるだけ速やかに、遅くとも次の週の前日までにしたいと思います。
完璧なものを用意しようとして時間がかかっているのかも知れませんが、それは要求しておりません。
むしろ、どこが分かりにくかったか、どこで詰まったか、あるいはテキストに対する感想なども歓迎します。
知之為知之、不知為不知、是知也ですね。
(3-1)(蓮田幹太郎)、 (3-2)(加藤照将)、 (3-3)(針本美優)、 (3-4)(雄谷和佳)。
(4-1)(照屋智基)、 (4-2)(中野友貴)、 (4-3)(庄野真由希)、 (4-4)(仁平晴道)。
本日は、演習の中休み、まとめと補足でした。
あと、メールの宛先の@を@に変えておきました。これが原因で私宛のメールがエラーになることがあったようです。
5月25日暫定修正版です。こちらをお使いください。
テキストの修正・補充版を更新しました。(日付も入れておきました。2004/6/2) みなさんからのフィード・バックが反映されているので、こちらをご覧いただければと思います。
(5-1)*、 (5-2)(照屋智基)、 (5-3)、 (5-4)(竹内みなみ)。
(6-1)(大橋怜)、 (6-2)(千葉多聞)、 (6-3)(小牟礼至高)、 (6-4)(中野友貴)。
(7-1) Exercise に関連して、$f(t,x)$ が連続かが話題になりましたが、$(x,t)$ の代わりに $x$ と $y = 0\vee(1+t/\sqrt{x})$ を変数に使うと、 $f(t,x) = y^x e^{x-xy}$ と表わされるので、$y^x$ が $x>0$, $y \geq 0$ で連続であることからわかります。
ダニエルがスペインに行っちゃったという歌 Danielがありました。
(7-1)(重松颯汰)、 (7-2)(庄野真由希)、 (7-3)、 (7-4)。
章立てを変えて、ヤコビアン公式にあった開集合による切り取りに関する命題を新5章に移し、不十分だった証明を丁寧なものにしました。
来週くらいに、この新しいもので置き換えますが、発表の区分けは先週の資料のままとします。ご注意ください。
(8-1)(仁平晴道)、 (8-2)(雄谷和佳)、 (8-3)、 (8-4)(針本美優)。
少し先の内容ですが、収束定理が使えると、Jacobian formula の証明も大分楽になります。
また Daniell extension については、transfer principle が容易にわかるので、積分等式の拡張がこれも楽に示されます。
例えば、新井 仁之先生による動画と比べてみると、実感できるでしょうか。
(9-1)*(加藤)、 (9-2)、 (9-3)*(山本)。
(10-1)(照屋)、 (10-2)(加藤)、 (10-3)(中野)。
(11-1)(重松)、 (11-2)、 (11-3)(仁平)。
(12-1)、 (12-2)(小牟礼)、 (12-3)(千葉)。
(5-3)(田中健太)。
他は、この授業についての感想とか質問の時間になります。
発表はしたもののレジュメを出していない方は、急ぎご提出ください。
これまでの修正を施した
モノグラフです。
付録には、数学セミナーに書いた内容を反映させておきました。リーマン和とダルブー近似の variation の変化をダニエル近似と対比させてあります。
不思議なことにこれについて書いてある文献はないような。
それでは、はかなき夢を夏の月に。